国道を静かに入ると、春の新緑に縁取られた細い小道が、どこか北海道らしい丘へと続いています。チケット売り場も、商業的な看板もありません。あるのは手描きの案内板と、やわらかく色彩へと導く、ゆるやかな坂道だけ。 坂を上るにつれ、その景色がゆっくりと姿を現します。ピンクの花々にやさしく覆われた、ひとつの丘。 ここは、倶知安町の引退した農家・三島さんが手入れを続ける私有の庭です。毎年春になると、「芝桜(しばざくら)」と呼ばれる小さな花が丘一面を彩り、生きたキャンバスのような風景をつくり上げます。 5月下旬から6月中旬にかけて、白、淡いピンク、鮮やかな赤紫色の芝桜が密集して咲き、さらに黄色い菜の花がその周囲をやさしく縁取ります。 その向こうには、蝦夷富士とも称される羊蹄山が、頂に雪を残したまま静かにそびえています。その凛とした姿を映すかのように、足元では野の花々が可憐に咲き誇ります。 もともとは三島さんの静かな趣味として始まったこの庭ですが、時を重ねるごとに地元の人々に愛される場所となりました。 家族連れや写真愛好家、札幌など遠方から訪れる人々が、涼しい朝にこの庭の小道を歩きにやってきます。 多くの人々が惹かれるのは、花々そのものだけではなく、誰かのためにそっと喜びを植えるという静かな思いやりの心。 その証のように、三島さんは白い芝桜を使って羊蹄山の形を模し、丘の上に小さな山の姿を描いています。 入場料も柵もありません。訪れる人々に伝えられるのは、「道から外れずに歩いてください」というやさしいお願いだけ。 人々は静かに歩き、写真を撮り、軽やかな心で帰っていきます。この非公式な庭には、まるで神聖な場所にいるときのような静かな敬意が生まれます。 6月初旬、心に残るのは、山と芝桜、そして庭師の穏やかで献身的な姿です。 Miruゲストのためのアクセスガイド Miru Nisekoから:約11km(車で約18分) Miru Nozomi Viewsから:約8.4km(車で約15分) JR倶知安駅から徒歩約15分 駐車場: ・近隣の「わんぱく公園」または「朝日ヶ丘公園」に無料駐車場あり 見頃: ・芝桜の最盛期は、5月下旬〜6月中旬ごろ。満開の景色をご覧いただくには、時期を見ての訪問がおすすめです。 住所: 北海道虻田郡倶知安町旭51番地 ご案内: 訪れる前後には、三島さんの庭を訪れたあとは、Miru Nisekoのレストラン「Blackwood Grill」でランチはいかがでしょうか? 5月24日から週末のランチ営業が再開され、花々を楽しんだあとのひとときにぴったりの、フレッシュで美味しいバーガーをご用意しております。 ニセコの春を満喫するなら、Miru Niseko または Miru Nozomi Viewsでの滞在がおすすめです。自然に囲まれた静かなロケーションで、ゆったりと流れる時間の中、自分自身と向き合うひとときをお過ごしいただけます。朝は小鳥のさえずりとともに目覚め、夜は澄んだ空気の中で心からリラックスできる空間が広がっています。 ニセコの自然、文化、季節のアクティビティに関する最新情報は、Instagramでも随時発信しています。旅のインスピレーションや舞台裏の風景もお届けしていますので、ぜひフォローして、次の旅のヒントを見つけてみてください。 宿泊予約はこちら Miru Niseko & Miru Nozomi Views 最新情報はInstagramでもチェックできます。 ぜひフォローしてください: @miruniseko @mirunozomiviews