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京都の冬を優雅に彩る梅の花
京都の冬を優雅に彩る梅の花
2月 1日, 2025

梅の花が咲く頃の2月の京都は、静寂に包まれた優雅な姿を見せてくれます。春の訪れを告げる梅の花は、その繊細な美しさで人々を魅了します。今回は、京都の梅の名所をご紹介しますのでぜひ訪れてみてください。

北野天満宮:歴史ある梅の名所

北野天満宮は、学問と芸術の神様である菅原道真公を祀る由緒ある神社として知られています。広大な境内には50種類以上、約1500本の梅が色鮮やかに咲き誇ります。深い深紅から柔らかな白色まで、様々な種類の梅の花は天満宮の建築に映え、荘厳な景色を見せてくれます。

毎年2月25日に開催される梅花祭では上七軒の芸舞妓さんによる茶の湯のお点前が披露されます。自然の美しさ、伝統、洗練されたおもてなしの心が調和した貴重な体験となるでしょう。

随心院:名勝 小野梅園

京都の南部に位置する随心院は、日本で最も有名な平安時代の歌人の一人である小野小町ゆかりの史跡が残る寺院です。閑静な境内に咲く”はねずの梅”のピンク色は、古代のロマンチックで優雅な光景を彷彿とさせます。

毎年3月には、はねず踊りが開催されます。小野小町の伝説を主題とした踊りをはじめとする伝統芸能を、のどかな庭園を散策しながら楽しむことができます。隨心院のユニークな雰囲気で古代の瞑想に誘われ、この文化遺産をより深く理解することができるはずです。

城南宮 :しだれ梅と椿まつり

京都の中心部から少し南にいくと、四季折々の花が楽しめる庭園で有名な城南宮があります。神苑内では、2月中旬頃から約150本の紅白のしだれ梅が咲き誇る見事な光景を目にすることができます。紅白の梅が美しいコントラストを描きとても幻想的です。

祭りのハイライトは、毎日午前10時と午後3時に行われる「梅ヶ枝神楽」。梅の枝を手にした巫女さんたちが、邪気を祓い、福を願う伝統的な踊りを優雅に舞う姿は必見です。

忘れられない冬の思い出に

京都の梅の名称は、ただ季節の風物詩を見物する場所にとどまりません。北野天満宮では梅を眺めながらお茶を飲んだり、随心院で小野小町の詩的な足跡に思いを巡らせたり、城南宮の枝垂れ梅に感動するなど、京都が自然と伝統に深く根ざした街であることを改めて感じさせてれる場所なのです。

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