落ち着いた街の雰囲気と美しく洗練された食文化で人気の京都。今回ご紹介するのは特に冬におすすめの湯豆腐です。清らかな水と厳選された大豆を使った豆腐は、京都グルメに欠かせません。湯豆腐を通じ、京都の文化や静謐な精神をも感じられると言っても過言ではありません。伝統の湯豆腐を味わえる名店をご紹介します。
南禅寺エリア
南禅寺 順正
南禅寺参道に佇む、南禅寺 順正では、四季折々の日本料理が味わえます。こだわりの湯豆腐と湯葉が人気で、京会席メニューは、伝統を守りつつ京野菜をたっぷり使った斬新なアレンジが加えられています。五感を刺激され心もお腹も満たされるはずです。
祇園エリア
豆水楼
Photo by Tousuiro Official Website
八坂神社、高台寺、清水寺といった有名な観光スポットにほど近い、祇園豆水楼は築130年の立派な商家を改装したお店。歴史ある蔵を改装した店内はフォーマルな佇まいながら、どこかアットホームで落ち着いた雰囲気です。寒い冬には、湯豆腐の温もりでほっこりと優しさに包まれているような気持ちになるでしょう。
祇園うえもり
Photo by Uemori Official Website
京都の旬の食材を使った芸術的な料理で人気のお店、祇園うえもり。新鮮なお刺身から季節の豊かな食材を使った八寸まで、どのお料理も京都ならではの美しさが見て取れます。外国人のお客さまや、お食事に制限のある方もおもてなしの心で歓迎してくれますよ。
嵐山エリア
湯豆腐 嵯峨野
渡月橋や天龍寺からほど近く、嵐山の中心地にある湯豆腐 嵯峨野は、素晴らしいお料理と京都らしさを堪能できる名店。数寄屋風の純日本建築の落ち着いた雰囲気と、天龍寺境内から聞こえる尺八の音色で、湯豆腐の洗練された優雅さを味わうのに最高の舞台となるでしょう。
嵯峨豆腐 森嘉
今日も1日お疲れ様でした。 pic.twitter.com/i6sfrPT0hA
— 嵯峨豆腐 森嘉【公式】 (@sagatofu_morika) January 26, 2024
長い歴史をもつ名店、嵯峨豆腐 森嘉で豆腐を買って帰りましょう。安政時代創業で、代々豆腐作りの技術を守り続けてきました。柔らかくもしっかりとしたシルキーな豆腐は、川端康成や司馬遼太郎といった文豪の作品でも紹介されていたり、湯豆腐の名店でも使用されています。森嘉で豆腐を買って、ご自宅で湯豆腐はいかがですか。一口味わうごとに、伝統、心遣い、職人技が伝わってくるでしょう。
なぜ京都で湯豆腐?
豆腐が大好きな京都人にとって、冬と言えば湯豆腐。豆腐の繊細な食感と風味を引き立てる伝統に根付いた調理法であり、文化的な要素を感じることもできます。ゆっくりとその瞬間を味わい、京都の冬の穏やかな雰囲気とぴったりと合うのです。
今年の冬は、京都の湯豆腐で身も心も温まってみてはいかがでしょうか。南禅寺の静かな境内を散策するもよし、祇園の歴史的な路地を散策するもよし、嵐山の自然の美しさに浸るもよし。湯豆腐の名店を訪れ、京の街の散策とともに忘れられない体験を。
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