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京都のお茶カルチャーを満喫:おすすめ茶畑&茶寮
京都のお茶カルチャーを満喫:おすすめ茶畑&茶寮
5月 10日, 2023

お茶の名産地でもある京都。一説によると、京都におけるお茶の歴史は鎌倉時代からとも。その魅力は飲み物としてだけにとどまらず、スイーツ、お菓子、お料理など幅広く使用されています。

今回は伝統ある茶畑から当ホテル周辺の茶舗&茶寮まで、おすすめの人気スポットをご紹介いたします。本場京都で心行くまでお茶文化に触れてください。

茶畑が集まる“茶源郷”和束町への日帰り旅

お茶文化に興味がある方は、京都南部にある和束町への日帰り旅がおすすめ。日本茶に関する深い文化と歴史があり、お茶好きの方にはぜひ足を運んでほしい場所です。和束町は800年の歴史を誇る宇治茶の名産地で、栽培方法は渋み成分が少なくなるように直覆いという被覆方法が広く採用されています。茶葉は年に数回だけ収穫され、特に芽生えたばかりの新芽を収穫してつくられる新茶は薫風のようなフレッシュな風味がそのまま煎茶に反映されます。

別名”茶源郷”とも呼ばれる和束町にある茶畑の中でも、小高い山を見上げただけでは想像がつかないほど急傾斜の山の中に茶畑が広がる”石寺の茶畑”は、一度は訪れたい場所です。その絶景は、日本最高峰のお茶を栽培し続けている茶農家の人々が伝統を守り続けてきた証。茶摘みは多くても年に3回ほどで、一般的に一番茶の茶摘み期は5月がピークなのに対して、和束町は西から東へと順に温かくなるため、西に位置する石寺茶畑は八十八夜前の4月下旬に茶摘みが開始されます。

直接、茶畑に足を踏み入れることはできませんが、美しい緑が広がる茶畑の周りをゆったり散策し思い出を写真に収めてみてはいかがでしょうか。また、茶摘み体験や茶畑ツアーなど実際にお茶文化を体験してみるのもおすすめです。

ホテル周辺のおすすめ茶舗&茶寮

京都旅行では欠かせないお茶を使用したグルメ。ここから先は、当ホテルおすすめのお茶や抹茶を存分に楽しめる茶舗&茶寮をご紹介いたします。

京銘茶専門店”一保堂茶舗”

まず最初にご紹介するのは、京銘茶を取り揃えた老舗茶屋”一保堂茶舗”。茶葉は主に、宇治川及び木津川水系の共通の気候風土(京都府・奈良県・滋賀県の県境の山間部)で栽培されたものが中心です。そこで育つ茶葉は、香りが高く、穏やかな旨みが特長。”一保堂”という屋号は、幕末に山階宮(やましなのみや)が、「扱うお茶がおいしいから、これからはお茶一つを保ちなさい」という思いを込めて賜ったといわれています。

一保堂では、抹茶、玉露、煎茶、番茶の4茶種、約30銘柄が扱われており、お茶はいずれも“ハウスブレンド”で、複数の良質な原料茶葉を厳選して仕入れ、銘柄ごとの味や香りに仕立てられます。同じ茶種でも価格が上がると重厚感が増し、価格が下がると軽やかさを楽しめるため、お好みで選んだり、いろんな場面に合わせて種類を変えてみるのも良いかもしれません。
 一保堂の抹茶といえば人気商品の宇治清水。自然が作り出す鮮やかな緑色と力強い香り、まろやかで濃厚な味が特長です。また、抹茶の風味とグラニュー糖の甘みがほどよく溶け合うように作られているので、濃茶、薄茶、ラテと楽しみ方も色々です。

そんな一保堂の京都本店は当ホテルよりわずか徒歩15分。古い店構え、「茶 一保堂」と染め抜かれた暖簾をくぐり、一歩入ると現れる大きなカウンター。そしてその上には、全銘柄を記したメニュー表がすぐ目に入ります。ご自宅用や贈り物を階に立ち寄るも良し、店内でお茶を楽しむも良し、ぜひ足を運んでみていただきたい名店です。

絶品宇治抹茶スイーツが味わえる”茶寮翠泉”

次にご紹介するのは、抹茶スイーツがお好きな方におすすめ”茶寮翠泉”。茶寮翠泉では、日本で最高ランクの宇治抹茶の中でもさらに高級な濃茶だけをふんだんに使用されています。お店の扉を開ければ、そこには茶室のような風雅な空間が。しっとり落ち着いた和の空間で、上質な宇治抹茶をふんだんに使った甘味をくつろぎながら味わえます。

厳選された宇治抹茶はもちろん、本わらび粉、徳島産和三盆、沖縄産黒砂糖など、純良な材料だけで作られる茶寮翠泉の和スイーツは、わらび餅をはじめ、パフェ、モンブラン、抹茶ラテ3Dアートなど豊富なメニューが楽しめます。「口に入れた最初の感動、美味しさが食べ終わるまで続くように」とパティシエが心をこめて作るスイーツは、素材それぞれの食感や口溶け、苦みと甘さのバランスが絶妙。そして、見栄えも抜群。

当ホテルにお泊りの際は、徒歩15分の距離にある”茶寮翠泉”へぜひお立ち寄りください。そして、ここでしか味わえない宇治抹茶スイーツをどうぞご満喫ください。

創業百有余年”六角ちきりや茶舗 洛中茶寮”

最後にご紹介するのは、創業から百有余年の間、伝統の京の茶業を守り続けている”六角ちきりや茶舗 洛西茶寮”。由緒ある名門のちきりやの名に恥じぬようにと、味と香りの芸術とともに健康にも良いお茶を提供され続けています。

当初六角ちきりやは、六角通室町西入玉蔵町にありましたが、しばらくして現在の六角通東洞院東入の場所に移り、茶の卸業とお菓子の販売をはじめられました。そして今日では、茶舗だけでなくお抹茶や抹茶スイーツが味わえる甘味処”洛西茶寮”としても知られています。二種類から選べる抹茶パフェ、黒糖抹茶わらび餅、抹茶フロート、ウィンナー抹茶、そして菓子付きの抹茶など、本格的なお茶の味わいが楽しめるメニューがそろいます。

店内は1階が日本茶を販売している茶舗、2階が甘味処の洛西茶寮。誰もが気軽に立ち寄れるカジュアルな雰囲気の中、テーブル席でゆったりと抹茶スイーツをお楽しみください。

お茶の歴史深き京都。伝統ある茶畑から絶品抹茶デザートが味わえる茶寮まで、お茶好きにはたまらないスポットが数多くあります。お茶文化を学ぶなら茶源郷とも呼ばれる”和束町”への日帰り旅がおすすめ。また、京銘茶を味わえる老舗茶舗”一保堂”、最高級の宇治抹茶をふんだんに使用したスイーツが楽しめる”茶寮翠泉”、創業より百有余年・本格的な抹茶メニューがそろう”六角ちきりや茶舗・洛西茶寮”など、当ホテル周辺に集まる人気茶舗&茶寮にもぜひお立ち寄りください。

今度の京都旅は、お茶の本場・京都でしか味わえないお茶文化に触れてみてはいかがでしょうか。

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