白い砂浜と青く澄んだ海で知られる奄美大島は、日本の秘境の中で今最も注目を集めるリゾートの一つです。南国らしい太陽の恵みを楽しみ、透明度の高い海をシュノーケルするだけでなく、この島がいかに特別かを知ることができるスポット3選をご紹介いたします。奄美大島を訪れる際の参考にしていただけたら嬉しいです。
(Photo by @amamian2)
奄美大島が特別とされる理由は、世界遺産にも登録されるほどの多様性を育むその豊かな自然環境で、金作原原生林は生き物たちのサンクチュアリの一つとして知られています。国の天然記念物に指定されているヒカゲヘゴをはじめ、恐竜がいたとされるジュラ紀から命を繋ぎ続けているとされる貴重な動植物が今もなお生息しています。金作原原生林は、環境保全のために特定のライセンスを持ったガイドのみが案内することを許可されており、あらかじめツアーのご予約が必須になりますのでご注意ください。
鬱蒼としげる亜熱帯特有の植物に囲まれながら、今にも恐竜が出てきそうなロマン溢れる体験ができるかもしれません。
奄美大島を取り囲む美しい砂浜や綺麗な海が築かれる理由の一つには、奄美大島の広大な森が美しい水をつくる濾過装置となり、多くの生き物の多様性を育む聖地としてさまざまな栄養分を届ける機能があると考えられています。一見、山と海は関係がないように思えますが、山にある滝、そして川やマングローブを経て海へと流れる水は、奄美大島の神秘を紐解く大切なファクターとも言えます。ぜひ森林浴をしに、滝にも訪れてみてはいかがでしょうか。
奄美大島にはいくつか有名な滝が存在しますが、「真に美しい太陽の滝壺」と訳されるようになった”マテリアの滝”は中でもおすすめの一つです。最高峰・湯湾岳のふもとに広がるフォレストポリス森林公園内にあるマテリアの滝。深い森が守り続けるようにして滝が存在し、木々が光を遮る暗がりを抜けた先に太陽が降り注ぐ滝壺・マテリアの滝が見えてきます。
真夏でも冷んやりとする山の水。暑い気候の時は、滝壺で泳ぎを楽しむのもまた特別な体験ですよ。
今年7月にマングローブ原生林のある住用町に「奄美大島世界遺産センター」がオープンしました。
この施設は、2021年にユネスコの世界自然遺産に登録された奄美大島の地形や自然の素晴らしさを無料で学べる施設です。15分ごとに昼や夜の奄美大島の様子が再現される展示が行われ、奄美大島の移ろいを読み解きながら島に生息する希少動物の数々に出会う体験ができます。黒潮マングローブパークに隣接しているので、住用町観光やマングローブカヌー体験のアクティビティと併せて訪れたいスポットです。
天国を連想させる美しい砂浜や海、そして太古の森が広がる奄美大島は、その美しさに見入りながらも、大自然を通して自らの心の内側にも目が向く神秘的なサンクチュアリなのです。
大の特徴。自然を愛する誰もがそのスケールとロマンを体験できる手付かずの島、奄美大島でしか体験できない多様な生き物の営みとその美しさに浸ってみてはいかがでしょうか。
これからも、最新の奄美群島のおすすめスポットや旅のアドバイスをご紹介する公式SNSアカウント、@miruamamiの配信をお楽しみに。
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