春の京都は、街全体が桜のキャンバスかのようにピンクと白の繊細な色彩で彩られます。定番の公園や厳選された庭園など、桜の季節を堪能できるたくさんのスポットがある京都。今回は、お花見のスポットだけではなく、休憩におすすめの周辺のレストランやカフェをセットでご紹介いたします。
京都で最も美しい通りのひとつと言われる祇園の白川は、歴史的な建築物に囲まれ芸者衆にも出会える、まさに京都な場所。40本の桜が咲き誇る春は夜のライトアップが開催され、その美しさを引き立たせます。芸者衆が暮らす茶屋街と、光に照らされた桜はとても幻想的です。特に夕暮れ時には、ピンクの花びらと川辺の灯りがきらめき、うっとりするようなお花見を楽しむことができます。
白川の桜の美しさを堪能した後は、鴨川沿いにあるモダンなアメリカンカフェレストラン「Kacto」でお食事を。2階建ての町家を利用した店内で、和のテイストを取り入れたコンテンポラリーなお料理を楽しめます。ブランチからディナーまで、鴨川の眺めと穏やかな時の流れを感じながら、ゆっくりと休憩ができますよ。
哲学の道は、疎水沿いに400本の桜の木が並ぶ美しい散歩道。その歴史は1890年まで遡ります。琵琶湖から疏水が引かれてたこの散歩道を、哲学者がよく通ったことからその名がつけられました。著名な画家である橋本観雪夫妻の寄贈により、ソメイヨシノをはじめとする様々な品種の桜が植えられ、ツバキ、シダレザクラ、ツルニチニチソウ、ケヤキなどの花々がこの散歩道に彩りを沿えます。最も見頃なのは3月下旬から4月上旬です。日本の春の静謐な美しさを体験してみてはいかがでしょうか。
「ザ・ダイナー」は哲学の道沿いにある、特製チーズステーキが人気のアメリカンカフェです。広い店内にはテラス席もあり、本格的なサンドウィッチを味わえます。銀閣寺や周辺の寺院を散策しながらのランチにおすすめです。
京都府立植物園では、3月上旬から4月下旬までの1ヶ月の間、180種類以上の桜が順に咲きます。この植物園は、1924年に設立された日本初の公立植物園で、12,000種以上の植物を有し、祇園の円山公園にある1代目の種から育成された、高さ約14メートルの優美なしだれ桜をはじめ、500本の桜を楽しむことができます。大人1人200円、高校生1人150円、子ども無料というリーズナブルな入園料も魅力ですね。
館内でのお食事は、中央芝生広場のバラ園そばにある「森のカフェ」はどうでしょう。メニューも豊富で、店内からもテラス席からも静かな庭園を眺めることができます。
儚く美しい桜とその周辺のおすすめグルメをあわせて、春の京都をお楽しみください。インスタグラムアカウント@mirukyotonishikiと@mirukyotogionをフォローして、京都旅行にお役立てください!
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