龍の目 “Dragon Eye”が観測され始めました
毎年春分の日と秋分の日の前後数日間だけ、龍郷町、円(えん)集落の県道にある全長29メートルの「かがんばなトンネル」に、夕日がすっぽりと入る神秘的なこの光景。龍の顔に目が入るように見えることから“龍の目”や“ドラゴンアイ”と呼ばれ、奄美大島で最も神秘期的な夕日として知られています。春と秋の決まった時期にのみ観測するチャンスがなく、加えて天候条件も必要とされるため、出会えることの難しさを超えて実際に目にしたときにはその神秘的な美しさに思わず息をのむ事でしょう。
太陽の位置が日に日に変わっていくので、トンネルに夕陽が入るように移動して見るのがポイントです。
また、かがんばなトンネルがある円集落近辺は、ソテツやバショウ群生地がありドライブロードとしても最高のロケーションです。龍の目以外の季節でも、夕暮れ時には、刻一刻と自然の表情が移り変わる素敵な時間をお過ごしいただけるのではないでしょうか。空、海、山を取り巻く辺り一面が茜色に染まる光景は、この島の美しさを実感できるおすすめの景色の一つです。
既に観測がされ始めた龍の目は、2023年は3月19日ごろまでと予測されていますので、雲の少ない夕暮れ時に恵まれたら、奄美大島の日没をチェックして龍郷町円集落目掛けてドライブに出てはいかがでしょうか。
交通量が増えることもありますので、道路沿いで見学される際は、くれぐれも車の交通にお気を付けて観察ください。